こんにちは!クライミングブロガーのさとしです。
今回はボルダリングを上達させたい人へ
ボルダリングを上達させるためには○○をしないこと!誰もが知っているのに避けられない理由
多くのクライマーが上達したい!強くなりたい!と思って楽しみながら壁を登っています。
しかし、その上達を邪魔してくるものがいます。
それは
「怪我」
おそらく多くのクライマーが一度は経験したことのある「怪我」。
怪我をしなければ登っていられる時間も長くなるので、上達もしやすいのですが、
どうしても切り離すことが出来ない怪我。
僕のブログでも指を痛めたときにどうするかって記事が良く読まれています。
それぐらい多くのクライマーが怪我をしているのです。
では、
なぜこんなにも怪我が多いのでしょう。
クライミングは怪我の多いスポーツってホント?怪我を避けられないその理由とは?
自然の岩は当たり前に危険
まず一番簡単にイメージできるのが、自然の岩場を登るロッククライミング。
ロープを使うリードなどでは、数十mの高さまで登るのでそこから落ちたら当たり前に命をなくします。
また、ロープの結び方だったりヌンチャクへのかけ方だったりをミスするだけでも危険です。
イメージしやすいですよね。
ボルダリングももちろん危険です。数mの高さでも落ち方によっては命をなくす危険性もありますし、第一したに引くマットだって小さい。。。
まぁ危険ですよ(笑)
しかも自然を相手にしていますので、自分ではどうしようもないことも起こります。
落石であったり、ホールドがかけたり、天候が悪くなり巻き込まれたりなどなど
外の岩場が危険なのは簡単にイメージできますよね(‘Д’)
では、室内のジムではどうなんでしょうか?
室内のジムだって当たり前に危険!?
僕はクライミングジムのスタッフとして5年ほど働いていました。
その中で救急車がジムに来たのを3回ほど見ています。
室内のジムではどんなことが危険なんでしょうか?
そもそもクライミングは負荷が高い
まず室内、外問わずクライミングは身体に対して負荷の高いものです。
指先で全体重を支えることもあり、指を怪我する人はたくさんいます。
また、高い場所から飛び降りてしまうことも多いため怪我のリスクも高まります。
指の他には、手首や肩、腰や膝を痛めることが多いですね。
とにかく、それぐらい負荷のかかるものなので基本的に怪我のリスクが高いスポーツと言えます。
安全管理不足
クライマーやその周辺にいる人の安全管理不足で起こる怪我もあります。
ボルダーなら
・落ち方・・・どんな体勢で落ちるのか?どこで落ちるのか?
・無茶な登り
・他のクライマーとの接触
などなど
リードなら
・ロープの結び忘れ
・クリップの仕方・・・逆クリップやZクリップ、適切ではない位置へのクリップ
・ビレイの仕方
などなど
たくさんの危険性が含まれています。
ちょっとした不注意で怪我のリスクが高まるので室内のジムでも危険性があります。
施設の安全管理不足
ジム側の問題で起こる事故やケガもあります。
基本的には設備の点検をきちんと行われているはずなので、あまりないものですが
絶対にないとも言い切れないのも事実です。
点検をきちんと行っていないジムがもしあれば怪我のリスクはかなり高くなります。
ホールドは回る
これはジムに入会したら必ずと言っていいほど言われることですが、
壁に設置されているホールドは回ります。
もちろん回らないように2点以上のボルトやビスで止めてはいるのですが、
熱収縮で緩み回ってしまうことがあります。
ホールドの数がかなり多いのでジム側としてもこればっかりは対処が出来ないため、入会のときに必ず言われるんですよね。
僕が働いているときもちょくちょくチェックはしていましたが、昨日平気だったホールドが回った!なんてこともありましたね。
世界大会でセットしたホールドでさえ回ってしまうことがありますからね。
幸い僕はホールドが回って怪我をした人は見ませんでしたが、危険であることには変わりがありません。
ホールドが回る危険性に対してはスタッフもチェックを行っていますが、
お客さん側も気を付けて登っていくことが求められてしまいます。
とにかく気を付けていきましょう。
怪我や事故を避けるためにはどうしたらいいの?
大事なのは「意識」をすること
どんなことをすると危険なのか?
こんなことで怪我をした人がいたとか知っておくのもいいですね。
とにかく、自分の怪我を防ぐことが出来るのは自分しかいないので、
怪我のリスクを意識して登りましょう。
具体的には
この体勢で落ちたら危ないとか
このムーブは危険だとか
周りの人がどこにいるとか
色々な危険性を意識して登ると怪我のリスクもおのずと抑えられてくるはずです。
クライムダウンを習慣にしよう
課題を登り切れると嬉しさのあまりそのまま飛び降りてしまうことが多いです。
下には分厚いマットが引いてありますが、高いところから落ちているのと同じなので怪我の危険性はあります。
腰や膝を痛める原因になったりします。
課題を登り切ったときに一つ下のホールドまででもいいからクライムダウンをすると怪我のリスクも抑えられます。
少しづつクライムダウンを習慣化していきましょう!!
もし怪我をしたらどうすればいいの?
怪我の程度にもよるでしょうが
基本的には「登らないこと」
ただこれみんな知ってるのに登ってしまうのがクライマー(笑)
5年間ジムスタッフをしてて怪我したクライマーのほとんどがすぐに登りに来ているのをなんども見ました。
もうほんとにもったいないなといつも思ってたし、無理せず休んでくださいと何度も言いましたが誰も聞く耳もたないんですよね
まぁ気持ちは分かるし、僕は医者じゃないのであまりガミガミはいいませんけど
みんな怪我をしたまま登って怪我を長引かせてるんですよね。
ホントにもったいない。
たった3か月で治るものが1年たっても治りませんって人もいますもんね。
怪我したら登らない!
これ鉄則です。
僕自身も交通事故で足の指を折って半年ほどクライミングシューズを履けない日がありましたが、やはり何度か登ってしまいましたけど
これじゃいかんと思い、登らずに体幹トレーニングと懸垂だけすることに決めてひたすらトレーニングしてました。
その結果、靴が履けるようになってからの復活もめちゃ早くて体幹と引き付け力が怪我する前よりついていたので、そこからグレードの伸びもありました(笑)
怪我したときの過ごし方でその後のクライミングの上達ぶりも変わるので
怪我したら登らずに出来るトレーニングをしていくのが僕のおススメです。
まとめ
クライミングは怪我のリスクが高いものです。
避けられない事故やケガもあります。
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