こんにちは!クライミングブロガーさとしです。
今回は
リードクライミングのお話
○○の練習をしよう!リードクライミングで上部まで登ると恐怖で手が出せなくなるときの克服方法
リードクライミングを始めると下部では手だ出せるのに、上部まで登ると手が出せなくなる。
と言う人がいます。
実は僕自身もそうでした。
スタート付近ではスラスラと登っていくのに、上部まで行くと高さの恐怖で手がだせなくなり
テンションコールをしてしまう。
そんな状態だったので上達もなかなかすることができず、困っていました。
しかし、落ちる練習をしてから上部でも手が出せるようになりリードクライミングを楽しむことができています。
なぜ恐怖を感じるの?
防衛本能
人は自分を守るための防衛本能があります。
危険を察知すると本能で危険を回避しようとします。
高所へ登ることで墜落の恐怖を感じ防衛本能が働きます。
手を出そうとすればするほど防衛本能と戦うことになり、身体が動かなくなっていきます。
落ちたらどうなるか知らないから
もう一つは
「落ちたらどうなるか」を知らないからです。
未知のことって怖いですよね。
それと同じで高所で落ちたことがないと落ちることが怖く感じます。
高い場所という恐怖感と今落ちたらどうなるのかが分からない状態だと
恐怖が大きくなり手がでなくなってしまいます。
恐怖心は大事
恐怖を感じると身体が動かなくなり手が出せなくなります。
が
恐怖心はとても大事な要素です。
なぜなら、恐怖心があることで怪我や事故のリスクを減らすことができるから
登る前にハーネスの折り返しの確認や結び目の確認なども落ちた時の恐怖心があるからちゃんとチェックしますし、
恐怖心があるから自分では対処できない課題は避けることができたりします。
恐怖心を感じることは怪我や事故のリスクを抑えるためには重要な要素なのです。
しかし、それでも登るうえで手を出してもいい場所では恐怖心を克服してトライしたいですよね。
ということで、落ちる練習をしてみましょう!
恐怖を克服するために落ちる練習をしよう!方法と注意点を紹介
恐怖を克服するために「落ちる練習」をしましょう。
最初は少し被った壁の上部で落ちてみるのがおススメです。
課題の上部でクリップをし、少しランナウトした状態から落ちる練習をする。
最初は恐怖ですが、落ちたらどんな感じで止まるのかということを知っておくと上部でも手が出しやすくなります。
しかし、注意点もあるのでやみくもに落ちたりはしないでください。
また、落ちる練習といっても事故が絶対に起きないわけではありません。
自己責任でトライをお願いします。
落ちる練習の注意点
信用できるビレイヤーにお願いをする
ビレイにもうまい下手があります。
ちゃんと信用できるビレイヤーにお願いをしましょう。
ビレイがちゃんとできない人に頼んで失敗しても自己責任ですからね。
自分の身は自分で守る。
ビレイをしてもらう人も自分で選びましょう。
ちゃんと話し合おう
落ちる練習をすること。
どこで落ちるのか。などなど
落ちる練習を始めるまえにビレイヤーとちゃんと話し合いをしましょう。
何も話さずいきなり落ちる練習をしてもビレイヤーはちゃんと止めないといけませんが、
何が起きるかわからないのがクライミング。
自分がすること、したいことは前もってパートナーに伝えることは大事です。
ランナウトしすぎない
落ちる練習をする際は上部でクリップした状態からすこしランナウトしてから落ちてみます。
ただ、ランナウトしすぎた状態で落ちると最悪の場合、グランドフォールしてしまうこともあります。
どの高さで落ちるのかも前もって決めておいて落ちてもちゃんと止まる位置から落ちてみましょう。
落ちてはいけない状態ではやらない
手繰り落ちや逆クリップ、Zクリップなどの状態で落ちる練習はしてはいけません。
そもそも、手繰り落ち、逆クリップ、Zクリップはしてはいけないことなので、その状態で落ちる練習をするのはとても危険です。
かならず正しいクリップをして練習をしましょう。
周りの状況を確認しよう
落ちたらヌンチャクを支点に振られることになります。
ビレイやーは壁に衝突しないようにロープを出して流すようにすることもあります。
落ちて振られたときにぶつかりそうな壁がないかどうか、
隣で登っているクライマーにぶつからないかなどなど
周りの状況をしっかりと見てからやりましょう。
危険な場合はやらないでくださいね。
全て自己責任
落ちる練習といっても絶対に事故が起きないわけではありません。
クライミングは色々な事故がおきます。
必ず自己責任で練習を行ってください。
まとめ
僕は落ちる練習をして恐怖を克服しました。
克服と言っても恐怖を感じなくなるわけではなくて、この場所なら手を出しても平気、
ここは危険という判断がつくようになった感じですね。
上部でも手が出せるようになったおかげて限界のグレードにも挑戦がしやすくなり、
上達も感じることが出来ています。
落ちる練習は全て自己責任でお願いしますが、ちょっとでも参考になればと思います。
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